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こういう作業も得意です。 [メンテナンス]

と言ってもワタシの事ではありませんが[たらーっ(汗)]

 

コットンハーバーボートヤードには、大小さまざまな

「船台」を用意してあります。

 

ところで、最近お取り扱いさせていただいている船ですが

プレジャーボート、業務艇問わず大型艇が増えてきました。

 

そこで、大型艇の作業効率アップを図る為

既存の船台をサイズアップしております。

画像 018改.jpg

ベースとなる船台を2~4のピースに分けてカットし

カットした間に鋼材を継ぎ足して、縦横のスパンを広げます。

 

ただ広げただけでは船を載せた時に「たわんで」しまい、非常にまずいので

たわまないように、リーンフォースメント(補強材)を適切に配置し

追加して船台を補強します。

 

画像 017改.jpg

 もう少しで完成です。

 

これが出来れば、大型艇の作業中でも

ヤード内での移動が簡単にでき、作業効率が格段にアップします。

 

実はこの作業の陣頭指揮を執っている、ヤードの現場責任者であるM統括部長は

過去に日本国内に数ある「原子力発電所」の、設備の重要な部分の溶接を

数多くこなしてきたベテラン中のベテランなのです。

 

船体の構成部材の多数を占めるFRPだけではなく

金属の加工も自信があります(ワタシの事ではありませんが[あせあせ(飛び散る汗)]

 

お困りの際には、お気軽にお問い合わせ下さい。

COTTON HARBOR BOAT YARD

TEL  045-440-6761

Mail  info@yokohama-boatyard.com

横浜コットンハーバーボートヤード

上下架作業 [メンテナンス]

我がヤードにおいて,必要不可欠な作業といえば

「ボートの上下架作業」に他なりません。

 

そりゃそうでよね。

上架しなければ出来ない作業ばかりなんですから。

船底塗装なんかは特にそう。

水中では作業できません[ふらふら]

 

ヤードでは欠かせない上下架作業ですが

常に危険と隣り合わせの作業でもあります。

 

コットンハーバーボートヤードでは

吊り上げ能力80トンのマリントラベリフトを所有しており、

上下架作業に携わるスタッフは皆、「玉掛け」の資格を取得しております。

吊り具の正しい使用、入念な安全確認を徹底して作業を行っています。

 

また、吊り上げる際のスリングベルトの使い方においても

ボートのサイズ、重量、重心、及び前後の重量バランスを考慮して

2本~4本の間で使用する本数を変えて対応しております。

 

まず、2本吊りの場合、

画像 047改.jpg

一番オーソドックスなパターンですね。

いわゆる小型船舶の範疇に入るボートであれば

一部の例外を除き、この方法にて上下架可能です。

いちばん基本的な吊り方です。

 

 

続いて3本吊りの場合、

lift_02_img.jpg

 

lift_04_img.jpg

ここからは、いわゆるJG船クラスの場合の方法になります。

3本吊りは、大型艇の中でも特にバウ側が軽く、スターン側が重い(通常、ボートはそうですが)

時に用いる方法です。

軽いバウ側を2本にしてしまうと、スリングにきちんと荷重が掛からず、

スターン側への偏荷重となってしまう為、非常に危険だからです。

吊り上げる船の重量バランスを確認して使用します。

 

最後に、4本吊りの場合、

port_07_img.jpg

 当ヤードで取り扱う船の中でも、特に重量級の船の時に使用します。

この画像の船の場合は、チャインが特殊な形状となっていた為、

スリングとチャイン部分との間に専用のスペーサーをかませて吊る事により、

チャイン部分の損傷を防止しています。

 

当ヤードでは、さまざまな船の上下架作業経験が豊富なスタッフが

揃っており、20フィートから80フィートまで幅広く対応しております。

小型艇から大型艇まで、そして他の上下架施設で断られたことのあるオーナーの方、

是非お気軽にご相談下さい。

横浜コットンハーバーボートヤード

この季節に注意していただきたいこと [メンテナンス]

立秋も過ぎ、まだまだ暑い日が続きますが

皆様いかがお過ごしでしょうか?

 

クルージングにフィッシング、マリンスポーツとマリンライフを満喫されている方、

または仕事がお忙しくてボートに乗るどころじゃないヨ、という方。

 

この季節、どちらの方も気をつけていただきたいこと。

今頃のシーズンは、フジツボをはじめとする海中生物達が

船底周りにびっしりと「寄生」しやすい時期ということです。

 

今頃のシーズンは、船を稼動させずに係留したままだと

フジツボ達が2週間ほどでびっしりと付いてしまいます。

 

何もプレジャーボートだけの問題ではありません。

例えば、ほぼ毎日のように稼動している業務船。

毎日動いていれば、船底に付くわけないでしょ?

とお思いでしょうが・・・

 

例えばコチラ↓

DSC_0021.JPG

これはパイロットボートです。 

 

確かに船底こそきれいではありますが、エンジン冷却用のスルハルを見て下さい。

びっしりとフジツボが付着しており、これではまともに海水が吸えません。

 

事実、この船の船長さん曰く、

ここ最近、エンジンの水温がずっと高かったとのこと。

オーバーヒートを起こす前に上架していただいて幸いです。

 

オーバーヒートを起こしてしまうと、最悪シリンダーヘッドが歪んでしまったりする事があるので

想定外の大きな出費となり、修理の為せっかくのシーズンもパーとなっていしまいます[もうやだ~(悲しい顔)]

 

そして作業後の状態はコチラ↓

DSC_0034.JPG

すっかりキレイになりました。 

これでひと安心ですね。

 

別の例はコチラ↓

DSC_0037.JPG

港内クルージング用のチャーターボートです。 

 

この船はスターンドライブ艇ですが、船底はもちろんのこと、

ドライブ部もフジツボでびっしり、の域を超えています・・・

船底もこの有様。

DSC_0038.JPG

この船は港内をクルージングする為のボートで、

それほどスピードを出さない為、すぐには気づかなかったそうです。

 

こんな状態のままで走りつづけたら

スピードは出ない、燃費は悪化する、そして最後にはエンジンを壊してしまいます。

 

船底とドライブ部を徹底的に清掃した後がコチラ↓

PA210100.JPG

えらい違いです。

 これでしばらくは安心して運行できますね。

 

皆様も、例えば

スピードが出ない、水温が高い、排気が黒いなどの

症状がありましたら、まず船底のフジツボを疑いましょう。

早めに処置すれば、費用も時間もそれほど掛かりません。

 

気になる方はまずご連絡下さい。

横浜コットンハーバーボートヤード

TEL 045-440-6761

横浜コットンハーバーボートヤード
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