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上下架作業 [メンテナンス]

我がヤードにおいて,必要不可欠な作業といえば

「ボートの上下架作業」に他なりません。

 

そりゃそうでよね。

上架しなければ出来ない作業ばかりなんですから。

船底塗装なんかは特にそう。

水中では作業できません[ふらふら]

 

ヤードでは欠かせない上下架作業ですが

常に危険と隣り合わせの作業でもあります。

 

コットンハーバーボートヤードでは

吊り上げ能力80トンのマリントラベリフトを所有しており、

上下架作業に携わるスタッフは皆、「玉掛け」の資格を取得しております。

吊り具の正しい使用、入念な安全確認を徹底して作業を行っています。

 

また、吊り上げる際のスリングベルトの使い方においても

ボートのサイズ、重量、重心、及び前後の重量バランスを考慮して

2本~4本の間で使用する本数を変えて対応しております。

 

まず、2本吊りの場合、

画像 047改.jpg

一番オーソドックスなパターンですね。

いわゆる小型船舶の範疇に入るボートであれば

一部の例外を除き、この方法にて上下架可能です。

いちばん基本的な吊り方です。

 

 

続いて3本吊りの場合、

lift_02_img.jpg

 

lift_04_img.jpg

ここからは、いわゆるJG船クラスの場合の方法になります。

3本吊りは、大型艇の中でも特にバウ側が軽く、スターン側が重い(通常、ボートはそうですが)

時に用いる方法です。

軽いバウ側を2本にしてしまうと、スリングにきちんと荷重が掛からず、

スターン側への偏荷重となってしまう為、非常に危険だからです。

吊り上げる船の重量バランスを確認して使用します。

 

最後に、4本吊りの場合、

port_07_img.jpg

 当ヤードで取り扱う船の中でも、特に重量級の船の時に使用します。

この画像の船の場合は、チャインが特殊な形状となっていた為、

スリングとチャイン部分との間に専用のスペーサーをかませて吊る事により、

チャイン部分の損傷を防止しています。

 

当ヤードでは、さまざまな船の上下架作業経験が豊富なスタッフが

揃っており、20フィートから80フィートまで幅広く対応しております。

小型艇から大型艇まで、そして他の上下架施設で断られたことのあるオーナーの方、

是非お気軽にご相談下さい。

横浜コットンハーバーボートヤード
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