「シュッシュッシュッ」のその後 [海外]
前々回の日記で書いた、とある造船所に再び行く機会があり
お邪魔した際に、また工場の中を覗いてみることに。
世界的な不況のさなか、ここではまるで無関係かのように
忙しそうに職人さん達が作業を進めていました。
前回のときに、「シュッシュッシュッ」とフェアリングをしていた
メガヨットのフライブリッジ部分ですが、その後どのようになったか気になったので
作業している場所に行ってみると・・・
コチラです↓
ご覧の通り、見事にピッカピカです。
画像では分かりづらいかもしれませんが、
これだけ大きな構造体であるにもかかわらず、ヨレることなく
きれいに面が出ております。
ただ、このままの状態で載せる訳ではなく、この後もちろん塗装するのですが
その際には「足付け」と言って、わざと少し面を荒らすんですね。
じゃあ、何でこの段階でここまで磨き上げるの?とお思いでしょうが、
磨き上げないと、面の「うねり」や「ヨレ」が分からないんです。
もちろん塗装の後では、面の「ヨレ」の修正は不可能なので
この段階で、きちんと面出しをする必要がある訳です。
その為のフェアリングなんですね。
2010-11-28 11:04
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コメント(2)
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こんにちわ!いつも有難うございます。
職場で建造している「何万tの貨物船」と
競技で乗艇する小さな「ボート」の、
ちょうど中間に位置するサイズですね!
やはり同業、興味をそそられます。
by キャプ
by 今造ROWINGTEAM (2010-11-29 13:57)
キャプさん
コメントありがとうございます。
いつも楽しく拝見させていただいております。
確かに中間サイズですね(笑)
でも競技用のボートの方がサイズ的に近いかも、です。
何せウチで扱うのはせいぜい80トンまでですので。
本船を建造している造船所のボート部の活躍を
とても楽しみにしております。
またこれからもお邪魔させていただきます。
by captain_bassy (2010-11-30 09:27)